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●テクニカルレポート

異なるバンドの2波同時受信(デュアルレシーブ)を実現!

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FT-1000MPには、FT-1000(BPF-1装着時)同様に、独立した2つの受信機が搭載されています。しかしながら、FT-1000MPはサブバンド用のBPF(バンドパスフィルター)を用意していないため、同一バンドならデュアルレシーブはできるものの、異なるバンドのデュアルレシーブはできません。今回は、外部にBPFを接続して異なる2つのバンドの同時受信ができるようシステムを紹介します。


 基本構成

FT-1000MPの受信入力回路の基本的な構成は、FT-1000とほぼ同じであるため、FT-1000で使用しているBPF-1を流用することにより実現できます。FT-1000用バンドパスフィルターBPF-1は、14分割されているバンドデータをこのユニットの中でBPFを12分割して動作しています。これを、FT-1000MPに流用するためには、サブバンドの受信周波数のデータを取り出し、BPF-1に適正なデータを送り込みBPFを切り換え、その信号をサブ受信機側に接続することにより異なるバンドの2波同時受信が可能になります。

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 サブバンドのバンドデータの取り出し

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▲ 簡単な回路の追加でBPFのコントロールを実現
 (左:BPF-1、右:バンドデータをコントロールする追加基板)

FT-1000MPのバンドデータ端子からは、メインバンドのデータしかでていないので、何らかの方法でサブバンドのバンドデータを取り出す必要があるわけです。そこで、サブバンドのバンドデータは、サブ受信ユニット(RX2ユニット)にある、受信周波数によって変化する1st.LOCAL発振用VCOを切り換える4分割のデータと、1st.LOCALをPLL制御するための分周比のデータしかありません。4分割の大まかなデータでは、BPF-1を細かくコントロールできないので、1st.ローカルの分周比からバンドデータを作り出します。

● FT-1000MPサブ受信機の周波数構成

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1st.LOCALの周波数範囲は47.21〜77.21MHzで、これに細かいステップをカバーするDDSなどの信号がミックスされ、約6MHz〜36MHzのPLL IFとなります。この周波数は、基準発振器10.48576MHzを分周した81.92kHzと位相比較されループを構成します。つまり、1st.LOCALは81.92kHzステップで変化しており、LOCAL発振器側の分周比は74〜440の間をとっているため、BPF-1にとって非常に細かいデータとなります。これを、ROMにより14分割のデータに置き換えて、最も近い周波数で切り換わるように設定できるわけです。この状態では、指定周波数との差は最大でも50kHz程度であり、BPFの帯域がクロスオーバーしているため分割しているBPFのエッジでも特に問題がないことになります。


 改造方法

BPF-1を接続するには、FT-1000MP内部から信号を取り出す必要があります。取り出す信号は、+13.5V, GND, CK4, DATA4, STD, ATT6dB, ATT12dB, ANT SW, RX2-ANTです。取り出し箇所は、詳しい改造資料を用意してありますので省略しますが、半田づけができる人なら簡単です。


 主なパーツ

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▲ 完成したFT-1000MP用外部BPFユニット

FT-1000用BPF BPF-1、C-MOS IC 4094×2、Logic IC 4584×1、EP-ROM、3端子レギュレーター7805、コンデンサ、抵抗、スイッチ、コネクタ、ケース、基板、トロイダルコアなど


 改造資料の入手方法

改造資料(必要なパーツリスト等)はWDXCで頒布します。

お問い合わせ、お申し込みは、フリーダイアル 0120-86-4901へ。

また、完成品をご希望の方は、ご相談ください。別途、ケース代、BPF1やパーツ代、技術料など36,000円(税・送料別)かかります。本体改造のため、一度お客様のFT-1000MPをお預かりします。



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